しかはま自然観察会


『 人も 自然も みんなともだち !』bP0

代表責任者 古高 利男
270―1132
我孫子市 湖北台2-14-7
09072759890
2011年10月 8日(土)


10回活動「稲刈り体験」とヤクルト工場見学
 ・・・大地の恵みの稲穂はこうべを垂れて・・・


*日 時:9月17日(土)AM8:30〜PM5:00
*場 所:常総市大生郷新田1558
*講 師:農家・宅間 広
*参加者: 家族 18
内訳 大 人 19人
小学生 18人
幼 児   8人
合 計 45人


*活動の様子:
 秋晴れの中を、45名ののらえもんが稲刈りに出かけました。
 5月7日の田植えから4カ月10日の時間をかけた結果が、黄金の稲穂となって目の前に表れてくれました。それは、とても美しい光景でした。10pほどの苗が、今は1bほどにも成長し、重たそうな稲穂は風にゆらゆらゆれていました。
 田んぼに到着すると、どの子も目を大きく開いていました。「ふしぎ?」という顔をして・・・。
 今回は、2時間の予定でプログラムを立ててみました。田んぼでは、@1本の茎に実った籾を数える A1株の茎 の数をしらべる B親子で協力して稲を刈る C刈った稲は、わらで縛っていく D30分したら、子どもたちは「田んぼの中の生き物観察」・大人たちは束に した稲の整理 E宅間様の新米の配布 F宅間様に挨拶をして、昼食のために神社に向かう G車中で、田んぼの生き物ビンゴ Hヤクルト工場見学 
 およそ、こんなスケジュールにしました。短い時間でしたが、目的がはっきりしており、全員がテキパキと行動できました。では、活動の様子をお伝えします。



 @1本の茎に実った、もみの数
  親子で数え、競争するように報告してくれました。平均すると、100〜130粒のもみの数でした。
  宅間様のお母様は「100粒で平年作だね。50粒だと、かわいそうだよ。」と、笑顔で話してくれました。
 A1つの株に、もみをつけた茎は15〜30本でした。
  「1本の茎から5本の芽が出てくる。これを分けつという。放っておくと10本以上も芽をだしてしまい、実が入らなくなってしまう。だから、途中で<中ぼし>といって田んぼの水を無くし、分けつを少なくする」と説明してくれました。
  田植えのときは5本ぐらいの小さな苗を植えました。それが、稲刈りのときには茎の数は3〜6倍に増えたことになります。すると、もみの数は、1500〜3000粒になります。これは、ご飯を食べるときの茶碗1杯分にあたります。1株が茶碗1杯分ということですね。
  私たちは、この1株ごとの食事をして命をつないでいるのです。まさに大地の恵みをいただきながら、生きているということですね。それをつくる活動を、のらえもんのみなさんが体験してきたのです。
 Bたんぼの中の生き物探し
  稲刈りをしたあと、子どもたちはとなりの田んぼに入って、生き物探しをしました。お父さん・お母さんがたは、稲をしばったり落ち穂を拾ったりしてくれました。宅間さんは「こうしてくれると、とても助かります」と、喜んでくれました。
  さて、田んぼで見つけた生き物は:
  カエル(アマガエル、トノサマガエル)トンボ(赤とんぼ、シオカラトンボ、ノシメトンボ)、チョウチョ、蚊、カナヘビ、アリ、クモ、バッタ、コオロギ、
ショウリョウバッタ、トビズムカデ(神社の境内)
C新米「のらえもん米」を購入しました
 のらえもん米のシールのはってある米袋は、なんとなくまばゆい感じがしましたね。
D宅間さんのお話
○稲は、白い花を咲かせます。一つのもみにおしべとめしべをつけ、風にゆられて受粉します。花は3日間しかさきません。
○8月末、水切りをします。ひとつは、分けつを押さえるためです。もう一つの理由は、土をかためにして機械を入りやすくするためです。
○早くから水を切ると、もみが乾燥しすぎて割れてしまいます。
追肥はむつかしい。窒素やリンをおもに追肥します
○米の水分は15〜16%にしておきます。
宅間さんのお話は、とても参考になりました。まさに生きた学習になりました

 のらえもんの一句
○黄金の稲穂の垂れる畦に立つ田植えのあとの実りの秋に
○もみ数え茎も数える親と子と稲刈り前の自然観察
○稲刈りの後の田んぼの黒い土カエル見つけてニッコリ笑う   
○たった5本3倍の茎数えれば2千粒の米大地の恵み
○平和とは米を作ること土に立ち空気と水を肥料にして


・・・親と子の生き生き感想・・・


○カエルやいろんな虫とかがいて、その中で、いねかり楽しかった。

鹿浜小 5年 K

○かまは、あぶないけど、てぶくろして、稲を切って楽しかった。               

夏の朝 海に行こうよ 楽しいね

鹿浜小 2年 K



○楽しかったです。虫取りもバッタ採りも楽しかったです。

鹿浜幼 年長 S



○稲を刈って通路を作ったのが楽しかったです。また来たいです。

いねかりで ずばっときれて 気持ちいいな

鹿浜小 3年 U

*子どもがどんどん稲を刈るので束ね係をやっていました。人力でやっていた頃は本当に大変な仕事だったと思います。いい体験でした

                           



○稲を刈るのが楽しかった。

稲刈って 楽しい日だね いい気持ち

上沼田小 3年 S



○稲を刈るのがとても楽しかった。力をつけてやるのが楽しかった。暑かった。

稲を刈る どんどん刈って また来年

上沼田小 3年 K



○カエルを見つけました。田んぼのところで見つけました。

田んぼでね 稲刈りしてたら カエルがぴょん

上沼田小 2年 K



○かえるを見つけました。田んぼで見つけ、4匹みつけましたが、2ひきあげました。

田んぼでね いねかりしてたら カエルがぴょん

上沼田小 2年 T



○カエルやトンボをつかまえました。かえるは私の家近くにはあまりいないのでつかまえられてよかったです。

稲刈りで 虫さがして トンボいた      

上沼田小 2年 I



○ぼくはみみちゃんたちといっしょにいねかりをしました。僕たちの刈ったところは広かったです。  

むしとりで カエルを二匹 とれたんだ      

鹿浜西小 3年 I



○今日私たちは、稲刈りをしました。私たちが刈ったところは、ほかの人達よりも広かったです。そして、足がかゆかったり、ちくちくしていたかったです。

稲刈りで 足がちくちく かゆかった

鹿浜西小 5年 Y



○    稲刈って かゆいし痛いし もう嫌だ

鹿浜西小 5年 I

*今日65年 ぶりの稲刈りをしました。戦時中、国民学校の時の四年生の時、田植えをし、戦後の秋、稲刈りをした思いがあり、懐かしく思いました。そのころは刈った稲を 束ね、はさかけをした思い出がありました。田んぼにはもっとイナゴがたくさんいた思いがしました。孫たちと楽しい稲刈りをさせていただきました。

稲刈りは  昔も今も 手刈かな

祖父



○稲を刈るのが、去年より上手に出来たのでよかったです。

田んぼはね 色んな命の 元なんだ 

鹿浜西小 5年 K

*去年より涼しかったので、作業しやすかったです。もう少し、稲刈りの時間が長くてもよかったかな。                               

                            父




○のらえもんのいねかり、楽しかったです。とても大きくなっていて、びっくりしました。

稲刈りは カエたし たのしいな         

鹿浜一小 1年 H              

5月と今回と続けて参加でき、お米の有り難さを実感できました。

秋空に 稲穂の波と 子らの声

                            



○カナヘビとカエルをつかまえました。稲刈りは楽しかった。鎌をつかってやったので楽しかった。後、鎌をつかったことが初めてでした。        

鹿浜一小 1年 S

*     稲刈りで 初めて持った 米と藁

                            



○バッタをつかまえました。稲刈りが楽しかったです。カエルを捕りたかったけどとれませんでした。

鎌持って 稲刈りしたよ 楽しいな

鹿浜一小 1年 H



○稲刈りは、初めてです。だけどよく切れたのでうれしかった。虫取りでは、いろいろな虫をつかまえました。

稲刈りに 鎌を使った よく切れた

皿沼小  3年 I

*初体験の稲刈りで、鎌をつかいましたが、意外に子どもたちが上手につかっていたので、ビックリです。子どもは器用ですね。                         

稲刈りに こえはずませる 我が子かな

                            



○だんだん速く切れるようになってよかった。稲が、あたってかゆかった。全体的にかゆくて、がまんできなかった。だから、水でなんとかしてました。

稲刈りで かゆくてがまん 出来ないよ

かゆくてね 写真もいやで がまんした

横浜  5年  H