しかはま自然観察会


『 人も 自然も みんなともだち !』a@14

代表責任者 古高 利男
270―1132
我孫子市 湖北台2-14-7
09072759890
2011年12月23日(金)

第14回活動「バードウオッチングと冬の生き物」


・・・今年は、どんな野鳥が訪れているのだろうか・・・


サケの受精卵を配布

*日 時: 12月10日(土)13:30〜
*場 所: 都市農業公園、新芝川
*参加者: 家族19 内訳  大 人 19人
小学生 21人
幼 児 21人
合 計 48人

*活動の様子:

 どうしたというのでしょうか。野鳥たちも、放射能を恐れて、どこかへ行ってしまったのでしょうか?例年見られたカモの姿がありません。川にはゴミだけがしっかり浮かんでいました。
 それでも、寒い空気を耐えながら野鳥を探し名前を言いあう活動は、ワイルドでありまたすがすがしさを醸し出していました。
 また、子どもたちは冬の生き物をたくさん見つけてくれました。そして、寒風にふかれながらも、きちんと観察のメモをとってくれました。未来の生物学者や環境レンジャーが育っているようです。
 子どもたちが観察したものをまとめてみました。



とり(鳥)


 セグロカモメ ・ハクセキレイ

イソシギ    ・ハト

スズメ     カラス

コガモ

 カワウ



うごく虫(動く虫)

・カマキリの卵

・クモ

・バッタ

・ミミズ

・テントウムシ



やさい(野菜

・にんじん   ・にら

・カリフラワー ・ターサイ

・キャベツ   ・白菜

・春菊     ・ねぎ

・にんにく   ・チンゲンサイ

・たまねぎ   ・からしな



咲いている花や見つけた野草

・バラ      ・ホトケノザ

・ケヤキのかれた葉・寒桜

・アカツメクサ  ・枯れたススキ

・皇帝ダリア   ・はなみずきの葉

・タンポポ    ・ヨモギ

・オオイヌノフグリ





サケの育て方

生命の育ち方を、家族そろってしっかり目で確かめてみましょう。

大き目の水槽を用意します。ポンプもつけてください。
水底には石を入れましょう。(道ばたにある石を洗ったもので十分です)
水草があるといいですね。
家で一番寒い所へ置いてください。(太陽には当てない)
水温を測ります。ノートに記録しておきます。その毎日の温度を計算しておくと(積算温度)、サケのふ化の時期や餌を食べ始める時期を推測できます。
水は1週間に1回、半分だけ取り替えましょう。
観察ノートを用意します。変化のあったときには記録しておきましょう。変化を見つけたときには、家族みんなに伝えてあげるといいです。
デジカメで写真をとっておくといいですね。
死んだ卵は別の容器に入れて、どのように変化するか観察してみましょう。
ふ化して、腹の黄身がなくなり、上の方に泳ぎ出したらエサを与えます。めだか用の餌で十分です。
放流は、3月10日(土)14:00〜を予定しています。
都市農業公園の近くの荒川です。4年後に、群れをなして登ってくるサケに期待したいですね。

不明なところは、どんなことでも聞いてください。または、電話をください。



〓積算温度〓

積算温度とは、毎日の水温をたしていった累計です。
水温10℃で10日間飼育した卵は、積算温度100℃となります。

積算温度

卵の様子

  10℃

受精する。

 240℃

黒い眼が目立ちはじめる。

 320℃

黒い眼が、キョロンと動く。体全体がわかるようになる。

 480℃

孵化する。卵の膜を破って、頭が飛び出してくる。

 720℃

お腹の黄身がなくなり、上の方を泳ぎ出す。

 900℃

黄身が完全になくなり、元気に泳ぐ。エサを食べはじめる。

1200℃

体長3〜5センチ、0.8〜1グラムになりサケらしい姿にる。

3月10日

放流のために、荒川へいきます。