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親子でバードウォッチング〜しかはま自然観察会のらえもん (2009/12/17)



 
 「しかはま自然観察会のらえもん」(古高利男代表=鹿浜西小前校長)が13日、都市農業公園でバードウォッチングと冬の生き物を探す観察会を行った。

 親子で参加した47人が、双眼鏡片手に芝川沿いで野鳥を観察。足立区が作成した『あだちの野鳥』を手にしながら、ピピン、ピピンと鳴くのはハクセキレイ、ユリカモメ、カワウ、オオバン…と名前を見分けながら記録をとった。

 途中、水かきがついた鳥の足骨を見つけた子どもに、古高さんは「貴重なものを見つけたね」と、丁寧に詳細に自然と接する大切さをやさしく説いた。

 一行は各自のペースで歩きながら、園内の草木や栽培される野菜などを見て回った。田んぼの切り株からヒコバエが生えているようすに「これは、冬の間のカ モやガンのえさになるんだよ」と説明。子どもたちは輝く瞳を古高さんに向け、真剣に聞き入った。最後は土手の斜面を思いっきり走って上り下り。コロコロと 土手を転げおりる子どもたちはすっかり“風の子”と化していた。

 「しかはま自然観察会のらえもん」は、今年4月に会員制で発足。目的は、親子で自然観察する中で、共通の話題を通して自然への関心を高めたいと組織され た。現在は、鹿浜小・鹿浜第一小・北鹿浜小・鹿浜西小・上沼田小に在籍する児童とその保護者の45家族、約100人が会員として登録。会費は1家族、年千 円。

 これまでサケ遡上見学会、ダイヤモンド富士見学、サケの受精卵を育てようなど6回の活動を実施。今年度は、今後、しめ縄づくり、雪体験、サケの稚魚放流 などが行われる予定。古高さんは「知床のドングリを育てて、2年後に知床の国有林『アッカムイの森』へ植えに行く夢もあります」と話した。

 名前の「のらえもん」には、野良で働く人という意味が込められる。

(写真上)「あっ、ダイサギだ!」
(写真中)古高さん=中央=が野鳥について説明
(写真下)「ほら、紅葉したツツジに花が一輪咲いているよ」
 

写真をクリックすると拡大します。

 

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