のらえもんとは
「のらえもん」とは、「野良で働く人」という意味です。 この言葉の中に、自然のことを学んだり体験したりしながら、自然の仕組みの不思議さに気づいたり、驚いたり、感心したりできたらいいな、この自然がもっと 豊かになればいいな、そして人と自然が、みんな友達になれるといいな、という願いをこめています。
のらえもんの活動は、より本物の自然に触れながら、自然の仕組みに気付き、驚き・感心するなかで、自然を友だちと思う心情を深めようとしています。
そこで、のらえもんの参加は、
こんなことをモットーに、活動をすすめています。
活動は、動植物の観察・野鳥観察・草木染め・サケの受精卵配布と飼育・サケの放流・田んぼ体験(田植え、稲刈り、注連縄づくり)・ハゼ釣り・どんぐり笛づくり・星の観察・そしてみなかみ町藤原での里地里山体験です。月1回のペースで活動し、活動範囲は鹿浜地域・都市農業公園・荒川河川敷を中心に、必要に応じて電車・バ ス・自家用車を活用し、より本物の自然体験のできる場を追求しています。
活動内容を広く会員に伝えるために、広報紙を作成しています。
また、教材として、希望する学校にカイコの卵・サケの受精卵・稲の苗・竹などを配布しています。出前授業も行い、草木染め・サケが大きくなるまで・カイコの成長を実施しています。
のらえもんの活動は、一つの学校を中心に活動をしていましたが、平成21年度(2009年)からは会員制に し、鹿浜地域の5つの学校へ参加を呼びかけました。基本的には、活動に参加していただければ地域は問いません。今では、会員は、足立区全体に広がっていて きています。
これまでの活動で、子どもたちが学校生活に自信を持つようになったこと、親子の共有体験で共通の話題が増えたこと、男の親の参加が増えてきたこと、親の中から講師役の人が現れてきたこと、学校教育で出来ないことのスキマを埋めていること、親子で自然を見る目が変わってきつつあること、学校という壁を越えた親同士の交流が深まってきたこと、などを評価としてあ げています。
「チャレンジャー」の気持ちで活動を続け、活動の中から次の展望を見つけています。なによりも力を与えてくれるのは、子どもたちの笑顔、元気な姿、学ぼうとする目です。そして、子どもと一緒に参加してくれる保護者の方々からもたくさんの協力・安全・勇気をもらっています。
これからも活動を続けながら、親子の共有体験を深めていきます。