「のらえもん」とは、「野良で働く人」という意味です。 この言葉の中に、自然のことを学んだり体験したりしながら、自然の仕組みの不思議さに気づいたり、驚いたり、感心したりできたらいいな、この自然がもっと 豊かになればいいな、そして人と自然が、みんな友達になれるといいな、という願いをこめています。 のらえもんの活動は、より本物の自然に触れながら、自然の仕組みに気付き、驚き・感心するなかで、自然を友だちと思う心情を深めようとしています。

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のらえもんアーカイブス

2018年度 カイコの飼育日記と繭から糸取り

2020年度 カイコの飼育日記

2021年度 カイコの飼育日記

2023年度 カイコの飼育日記

2022年度 カイコの飼育日記~足立区内

2022年5月12日(金)
卵を葉っぱの上に移動しました。


2022年5月15日(日)
孵化しました。


2022年5月19日(水)
体の色が変わりました。


2022年5月23日(月)
少し大きくなりました。


2022年5月27日(金)
3令虫?


2022年5月30日(月)
抜殻を確認しました。


2022年6月1日(水)
脱皮失敗!


2022年6月3日(金)
桑狩り。


2022年6月5日(日)
間もなく、5令虫になります。


2022年6月6日(月)
二つの抜殻。


2022年6月9日(木)
大半のカイコが5令虫になりました。


2022年6月12日(日)
5令虫は大食漢。


2022年6月16日(木)
丸々太ったカイコ。


2022年6月18日(土)
カイコが糸を吐きはじめました。


2022年6月19日(日)
営繭2日目。


2022年6月20日(月)
続々と繭を作り始めました。


2022年6月25日(土)
最後の一頭が繭を作り始めました。


2022年6月26日(日)
繭の中を覗いてみました。


2022年7月3日(日)
羽化しました。


2022年7月8日(金)
外に放したカイコ蛾を見付けました。


2022年7月23日(土)
繭を乾燥させます。


2022年5月12日(金)
卵を葉っぱの上に移動しました。

田植えの時に貰ったカイコの卵が孵化しそうです。廻りの殻が白っぽくなってきたので、葉っぱの上に移しました。



2022年5月15日(日)
孵化しました。

今朝、孵化してました。急いで新鮮な若葉を与えました。



2022年5月19日(水)
体の色が変わりました。

昨日ぐらいから、毛蚕の頃の真っ黒から頭部グレー、腹部茶色のツートーンカラーに体の色が変わりました。



エサは庭先の葉っぱを朝夕の一日2回与えてます。



なるべく柔らかい若葉を選んで与えてますが、萎れるのが早いのでほかの葉と組み合わせています。



2022年5月23日(月)
少し大きくなりました。

体が大きくなりました。写真の縮尺を変えたのでスケールを参考にしてください。



食べ残しの葉っぱの様子。



糞もまだ小粒でケシの種子の用です。



2022年5月27日(金)
3令虫?

頭部に疑似目の眼状紋、胸部に半月紋が出てきました。抜殻は確認できませんでしたが脱皮して大きくなっている様です。



2022年5月30日(月)
抜殻を確認しました。

孵化より15日目。大半のカイコが3令虫になったようです。食べ残しの葉っぱの上に抜殻を確認する事が出来ました。



脱皮の前後だと思いますが、「眠(みん)」状態のカイコが、おとなしくしてました。



2022年6月1日(水)
脱皮失敗!

今朝も抜殻がいくつか確認できましたが、脱皮中で出血して苦しんでいるカイコがいました。脱皮前の「眠(みん)」の時、動かしすぎたのかもしれません。その後、死んでしまいました。



2022年6月3日(金)
桑狩り。

本日の様子。食べる量が増えました。朝夕だけでなく、気がついた時に給桑しています。



庭先の桑では足りなくなってきたので、早朝に桑の葉を採りに行ってきました。45Lの袋2つ分です。



桑の実。



葉っぱを一枚づつ水洗い。



ペーパータオルと交互になるように挟み込み。この作業が大変なのです。



ビニール袋の口を縛り、冷蔵庫の野菜室に保存します。袋の中にある程度の水分は必要のようです。いろいろ試しましたがこの方法で保存すると、ひと月位は新鮮な状態を保ちます。今年は20頭くらいなので繭づくりが始まるまで十分賄えると思います。



2022年6月5日(日)
間もなく、5令虫になります。

孵化より21日目。脱皮が近づくと表皮が褐色になります。おしりのほうが茶色っぽくなっているカイコがいました。



2022年6月6日(月)
二つの抜殻。

今朝、カイコの抜殻を二つ見付けました。これは昨日のカイコのものと思われます。



その他は「眠(みん)」状態のカイコばかりで葉っぱの消費は少ないです。暫くは動かさずに見守ります。



2022年6月9日(木)
大半のカイコが5令虫になりました。

孵化より25日目。11の抜殻を見つけました。この数日で皆、5令虫になったのでしょう。



5令になったカイコは頭が大きくなっているのでよく分かります。生涯で消費する量の8割をこれからの5令で食べるので、飼育する我々も準備が必要です。



2022年6月12日(日)
5令虫は大食漢。

孵化より28日目。写真上部は食べ残しと糞。



食欲旺盛で一日で、ひとまわり大きくなります。



糞はごつごつした大きなものです。



2022年6月16日(木)
丸々太ったカイコ。

孵化より32日目。



6月3日(金)に摘んだ葉っぱはなくなり、新たに同じくらいの量を摘んできました。



2022年6月18日(土)
カイコが糸を吐き始めました。

孵化より34日目。繭作りのためのスペース【簇(ぞく)】に移しました。葉っぱに興味を示さず、上を向いてキョロキョロしているのが合図です。脱皮前のように表皮が変わるのですが、よく分かりませんでした。



トイレットペーパーの芯を半切りにして箱に詰め、回転できるように箱は小さくし、立て掛けてあります。上簇後のカイコは上方に集まる習性があります。箱の上部でじっとしているカイコはそこで勝手に繭を作ってしまいます。小さなスペースに行くよう促すように回転させ、追い込むようします。



その他のカイコはまだまだ、食べています。



2022年6月19日(日)
営繭2日目。

2日目の様子。



こちらは太ったカイコ。



糞も大きくなりました。



2022年6月20日(月)
続々と繭を作り始めました。

新たに6頭のカイコが吐糸し始めました。



計8頭、全体の4割のカイコが繭を作りはじめました。



3日目の繭玉、ほぼ完成です。中では蛹になる準備をしているのでしょう。



写真右は吐糸して約12時間経過したものです。ある程度の形が出来ると、外に出てきて排尿します。蛹になる前に水分を出して体をスリムにしているのです。柔らかい糞があり濡れているので、排尿直後だと思います。



葉っぱはあまり食べなくなりました。先週摘んできた葉っぱがなくなりそうだったので、ひと安心です。今は給桑よりも上簇後の部屋に落ち着かせる為の世話で忙しくなりました。段ボールの簇を回転させたり、逃げ出しそうなカイコを引き戻したりです。頭数が少なければ、放っておいてカイコの好きな場所に繭玉作ってもらっても良いのですが、20頭もいると、そうはいきません。



2022年6月25日(土)
最後の一頭が繭を作り始めました。

18日(土) 2頭
20日(月) 6頭
21日(火) 6頭
22日(水) 2頭
23日(木) 3頭
25日(土) 1頭 計20頭のカイコが繭を作り始めました。
糸を吐き始めてから7日で蛹化完了,さらに7日で羽化します。繭の収穫、収繭(しゅうけん)はその間に行います。ですから、最初の2玉の繭はそろそろですね。



2022年6月26日(日)
繭の中を覗いてみました。

一番初めのカイコが繭作りを始めて8日間経過しました。繭の中を覗いてみようと思います。



繭を搔きとりました。



カッターナイフで開け、蛹を裏表にしてみました。蛾の足の形が見えます。幼虫から蛹になった時の抜殻も入ってました。完全に蛹化してます。



写真右は観察した蛹と抜殻を繭の中に戻しセロテープ留めしました。
写真左は同日に繭を作り始めたもう一つの繭玉です。ビニール袋の口を縛り、冷凍庫に入れて中の蛹を凍死させます。



カッターナイフを入れ観察した繭玉は使えないので、簇に戻し羽化するまで観察することにします。(写真右)



2022年7月3日(日)
羽化しました。

今朝、カッターナイフで切込みを入れた繭の中の蛹が羽化しました。一番成長の早かったカイコです。
写真右下の繭は6月25日(土)に吐糸した繭、本日で8日目になるので収繭します。一番成長の遅かったカイコです。本日で簇の中が空っぽになります。



留めていたセロテープをはがし、中を確認しました。



蛹から蛾になった時の抜殻が入ってました。



お腹が大きくないのでオス蛾です。羽化させたのはこの一頭だけなので、メス蛾とペアになることはありません。可哀そうですが仕方ありません。カイコ蛾は交尾・産卵後は、エサを食べる口が退化しているので衰弱して死ぬだけです。羽もありますが、飛び立つほどの力はありません。古来より糸を利用する為に品種改良された人の為の生き物「家畜」なのです。ですから、小さな幼虫でも一匹・二匹と数えず、牛や豚と同じ一頭・二頭と数え、大切に育てられた歴史があり、養蚕農家にとっては財産なのです。



2022年7月8日(金)
外に放したカイコ蛾を見付けました。

羽化後のカイコ蛾は直ぐ外に放しました。もう何処かへ行ってしまったと思いましたが、見付けてしまいました。雨露をしのぎながら、メス蛾を待っているのです。もう5日間も経ってます。



2022年7月23日(土)
繭を乾燥させます。

2、3日晴天が続きそうなので冷凍処理していた繭を天日で乾燥させます。乾燥すれば完成で、いつでも「糸とり」が出来る状態です。



乾燥前の重量は38gでした。



代表 古高 利男

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